16. The Internet of Things.
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
The Internet of Things.
今は、IoTのことばかり考えてます。
今年はIoT化をメインに生産性の向上を進める予定です。
昨年はIoTの一歩手前の、"自動化"を進めました。
自動化は引き続き進めていきますが、今後はそれらをインターネットに繋いで、スマートフォンやパソコンから確認・操作できるようにしていきます。
自動化は、Arduino Uno R3 というマイコンを使って各ハウスに組み込んでいきました。
それをそのままIoT化するにはどうすれば良いかなぁと思案していたところ、うってつけのマシンが登場してくれました。
昨年登場した Arduino Uno R4 WiFi というモデルです。
これは Arduino Uno R3 と同じ形状を維持してアップデートされたもので、基本的には互換してくれます。R3と取り替えて使っても大体のプログラムは問題なく動きそうです。
ということで年末に Arduino Uno R4 WiFi を入手しました。
R4のメインのコンピューターは、ルネサスという日本の会社のものが搭載されていて、なんだか嬉しく感じます。
IoT向けに使うにはプログラムの書き方がちょっと変わってくるみたいで、Arduino Cloud というところにアカウントを作り、説明に沿って進めてみました。
IoTプログラムのチュートリアルがあり、初めのプログラムはインターネット経由でLEDを点灯させるというもの。スマホやパソコンからちゃんとLEDを点けたり消したり、結構感動しました。
そのあとは自分なりに作ってみようと思い、明るさを測るプログラムを試してみました。(上の写真です。)
コードの書き方がこれまでと勝手の違うところもあり、それなりに時間がかかりましたが、なんとか完成。
ちゃんとスマホ上で明るさを確認できました。(下はパソコンからの確認画面)
LEDのプログラムで操作ができることも確認できたので、これならハウスに実装できそうです。
各ハウスで使うWi-Fiも準備できているので明日から順次取り付けていきます。
ちなみに、前回の記事 15. 風の谷のいちご(4)ー自動化ー でもハウスの状態をパソコンやスマホから確認できる装置について書いたのですが、これはWi-Fi経由ではなく、Arduino Uno R3 本体にSIMカードを装着してそこからサーバーにデータを送るというものです。似てるけどちょっと違います。これだとプログラムが大きくなってしまったり、R3の入出力用のピンをデータ送信のために結構取られてしまったり、弊社の使い方にはあまり合っていないないかも、というのがわかったので、ハウスにWi-Fiを設置し、R4 からネットに繋ぐという方法にしました。
次にやりたいこととしては、24v4チャンネルのリレーモジュールを使った灌水装置の製作です。
今使っている灌水装置は、制御盤で時間の設定をしておくと設定時間に灌水してくれる、というものですが、今後は、土壌の水分や温度、EC、pHといったデータを読んで、それに応じて灌水を制御できるようにします。必要に応じてスマートフォンから手動灌水も可能、というものにします。
できることはまだまだ沢山ありそうですので、ひとつひとつ形にしていきます。